未来や過去、進行形を表す現在完了形について例文を使って解説

高校レベルの英語です。
ちがう時間はちがう表現をする、という「英語の目」の鋭さを補足しておきましょう。

過去完了
「そのときは、もう(すでに)?していた(してあった)」 という言い方がありますね。たとえば、「私が家に帰ったとき、 ケンはもう寝ていました」などと言う場合です。
「家に帰ったとき(when I came back home)は過去です。 その時点から見て「もう、すでに」だから、それより前のことですね。

「(そのときは)もう?していた(してあった)」は過去完了 です。‘ have +過去分詞’の‘ have ’を過去形の‘ had ’にすれば、過去完了形になります。

上の日本文は次のようになります。
When I came back home, Ken had already gone to bed.
‘ already ’などの頻度をあらわす語は、このような位置で使われるのがふつうです)

未来完了
「あしたのいまごろは、オレ、もう寝ているよ」なんて言うこともありますね。未来の時点から見て「もう?している」ですね。これ、未来完了といいます。
I will have gone to bed this time tomorrow.

‘ have ’を「そのときが来れば.....」の‘ will have ’にすればいいのですよ。

進行形の完了
かなり話題になっている本があって、自分も読みはじめたが、 まだ読んでいる最中、としますね。
友だちのだれかから「あの本知ってるか?」と聞かれたら、 「もう読んでいるところだよ」と答えますね(これは、日本語 では「?ところ」があったほうがいい)。

半分は現在完了で、半分は進行中ですね。「現在完了進行形」 といいますが、どう表現する?

「読んでいる」を進行形(be + reading)にします。

その‘ be’のところで、現在なら現在形(am)、過去なら過 去形(was)にするのでしたね。だから、その‘ be ’を現在完了形にします。したがって、次にようになります。

I have been reading that book.

何時間もピアノを弾いている最中に、だれかから「何時間、 弾いている?」と聞かれ、まだつづける気持ちをもちながら「も う3時間も弾いているよ」と答えるとします。これも、同じです
“I have been playing the piano for three hours.

ちがう時間感覚はちがう言い方にする、という「英語の目」の徹底ですよ。



現在完了形の英作文に挑戦しよう

現在完了だけ、少し練習しておきましょう。
① 電車はもう駅に着いていますよ。

② きのうここに来てから、多くの人にもう会っているんだ。

③ そんなこと(that)、もう聞いてるよ。

④ 彼女、図書館にもう5時間もいるんだよ。

⑤ 私、奈良にはもう何度も行ったことがあります。



解答と解説
① :よくある現在完了の例です。「早くしないと乗り遅れますよ」か何かのことを意識しているのでしょう。
‘‘ The train has (already) arrived at the station.”

② :“ I’ve met many people since I came here yesterday.” です。
「もう会っている」が現在完了形になります。「きのう?来てから」は、「きのう」自体が過去の一時点だから、その部分だけ過去形です。
それが「もう会っている」の現在完了といっしょになっても問題がないのは、「きのうから」なのだが「会った」というその時点(きのうの夜、きょうの朝、など)は言ってはいないからです。

③ :“ I’ve heard that.”
ですね。「そんなこと、知っているよ」、と言いたいのでしよう。

④ :「いる」は‘ be ’動詞で、「完了分詞」は‘ been ’です。
“ She has been in the library for five hours.”

⑤:これはですね、ちょっと特殊で、“ I’ve been to Nara many times.”と言うことが多いですね。

「行く」(go)の「完了分詞」‘ gone ’を使うと、「もう行っている」(I’ve been to Nara)となって、話をする地点にはいまいない、ということになります。いまここでだれかに話をしているので、自分のことについては‘ gone ’は使えない、ということです。

だから、代わりを‘ visit ’にしてもいいのですが(I’ve visited Nara many times.)上のように、‘ be ’動詞を使うことがあります。「奈良にいる」という経験が何度もある、という感じにするのです。

ところが、それを‘ I’ve been in Nara ’としてしまうと、そこに住んでいた経験があるという意味になり、「行ったことがある」という行動経験のニュアンスが見えません。
そこで、目的地まで進む感じをあらわす‘ to ’を使うのです。
「いる」(be動詞)という状態と‘ to ’という動いていく感じの語を併用した特殊な表現です。

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