be動詞、一般動詞での命令文の作り方を例文を使って解説

Tom : Next year we will be seniors.(来年は四年生だ)
I m going to continue studying psychology in graduate school.(大学院で心理学の勉強をつづけるよ)

Mary : That sounds great.(それはいい)
 I’d also like to study Japanese literature in graduate school.(私も大学院で日本文学を勉強したいな)

Tom : I’m so glad to hear that.(それを聞いて、うれしいよ)
seniors=最上級生、continue=つづける  graduate school=大学院、sound=思われる  great =すばらしい、I’d
I wouldの略記  also (かかわる語のそばに置く副詞)=?もまた、literature=文学、 so =とても


「それはいい(すばらしい(That sounds great.)はBパ 夕ーンです。
「それ(そのこと)、*、いい」だから‘ be ’動詞を使うところですが、「*」に別の動詞を当てることがあるのです。

‘ sound ’は「響きがする」という意味です。「すばらしい響きがする」という雰囲気で「それはいい」と言うなら、“ That sounds greatです。

‘ be ’動詞以外の動詞を使うので、英語だけを見るとAパ夕 ーンに思えますが、「何が、何だ(どうだ)」というBパターンのフレームが話し手の頭の中にあるのです。

したがって、これは「骨格の変形」ではなく、Bパターンそのものですよ。「?の姿でいる」という意味の‘ be ’動詞に代えて、「?の姿の響き (感じ)がする」に雰囲気をちょっと変えた、というわけです。

「君、顔が青い」を“ You look paleと言ったことがありましたね。

‘ pale’が「青白い(顔が青い、顔色が悪い)」 という意味だから、「君、*、青白い」でBパターンです。それを「?の姿に見える」の感じで言うと、‘ be ’動詞の代わりに look ’を当てることができるのです。

次も同様です。
I feel fine .=いい感じ(気分爽快だ)。

She became a teacher =彼女は教師になった。

The leaves turned red.=木の葉が赤くなった。

He got old.=彼、歳をとったね。

He looks like a child.=あの人、子どもっぽいね。
( like ’は「好き」ではなく、「?のように」という意味で look ’にかかる副詞look like ’を一語と見ると、これも Bパターンです。)

* この‘ l i k e ’を前置詞と見る説が一般的ですが、「~ のように見える」ととらえると、動詞にかかる副詞と考えるほうがいいでしょう。



主語を省くことで命令文になる

“ You must do it.”は、「君はそれをやらなければいけない」 という意味でしたね。

「やれ!」とほとんど命令しているようなものですが、直接的な命令(指図)の文は別にあります。

“ Do it . ”です。命令だから、相手は聞き手( y o u )ですよね。
「それをやる」のは‘ y o u ’ です。

だから、“ Do it . ” は“ You do it . ” のことで、実際に、命令の意味でそう言うこともあります。でも、たいていは、主語‘ y o u ’ を省きます。日本語と同じですよ( 名前を呼んでから
命令する場合は、“ T o m , do it . ” のようになります)。


主語を省いて動詞にスポットライトを当てることで、「命令・指図」の意味を出すのです。一般に「命令文」といわれます。主語抜きなので、これもA パターンの「骨格の変形」です。


命令文の形


Get out!== 出て行け!
(‘ g e t ’ は「動く」という感じの意味。o u t  = 外へ、という意味の副詞)

Don’t do that!== そんなことするな!
否定の命令は、動詞に‘ d o n ’ t ’ を前置きするだけです。
なお、「問い」の場合は必ず「? 」を文末につけますが、命令文の場合は、「! 」という感嘆符
= エクスクラメーション・ポイント( マーク) をつけるかどうかは語調しだいです。

命令文の形であっても、かんたんな指示、お願い、あいさつなどの意味で使われることもあります。

Stand up= 立って。( u p = 上へ、という意味の副詞)

Sit down. = 座って。( d o w n  = 下へ、という副詞)

Open your textbooks to page 10
= ( みなさん) 教科書の1 0 ページを開いて。
( t e x t b o o k  = 教科書、p a g e  = ページ。第1 0 ページが到着地点なので‘ t o ’)

Gimve me some water,please.= 水をください。
(‘ p l e a s e ’ は「どうか、ぜひ」というような意味。文の最後に来るときは、その前にカンマを打つ。先頭で言う場合もある)

Please show me the picture.= その絵、見せて。

Have a nice day= いい一日であるように。( あいさつのような意味をもつ。n i c e  = いい、すてきな)




be動詞を使った命令文の作り方

B パターンにも命令文はあります。
たとえば、「いい子でいなさい」と言う場合、「あなたは、いい子」( You are a good boy.  ) の主語を抜いて、‘ b e ’ 動詞から言いはじめるのです。

ただし、‘ a r e ’ ではなく、原形の‘ b e ’ です。A パターンの命令文も動詞は原形ですよ。

Be a good boy.=いい子でいなさいね。

Be quiet!=静かにして! ( quiet=静かだ)

Be careful.=気をつけて。(careful=注意深い)

Don't be noisy!=うるさくするな!
(noisy =さわがしい)

最後の例は否定の命令です。Bパターンに‘ do (don’t)’がくるのはありえませんでしたよね。きわめて特殊です。次のように考えるといいでしょう。

「みんながうるさい状態でいる(You are noisy.)というこ とをやめろ、と言っているのですね。‘ noisy ’を否定しているのではなく、‘ are (be) noisy ’をまるごと否定(禁止)しているのです。だから、‘ be not noisy ’にはなりません。

それなら‘ not be noisy ’でもよさそうですが、命令文は動詞を先頭にするので、先頭に置く代理の動詞が必要になるとこ ろです。

しかし、‘ b e ’動詞には代理がありません。それで、Aパ夕 ーンの動詞の代理に使われる‘ do ’を借りてきたのです。

‘ Don’t?’で「やめろ」とまず言って、うしろの‘ be noisy’ (うるさい状態でいること)のまるごと否定(禁止)の感じを出すわけです。
英語の知恵ですね。



命令文の練習問題

次の文を英語にしてください。

① もっと速く走れ!

② あしたは早く起きろよ。

③ 彼女の名前を教えてくれよ。( 教える= t e l l )

④ がっかりするな。( がっかりする= b e d i s a p p o i n t e d )

⑤ ボクにそれをやらせて。( やる= t r y )



解答と解説
① :“Run faster! ” 「もっと速く」だから、こうなりますね。

② :“Get up early tomorrow . ”

③ : 何かの知識( 一般的なこと) を教える、という場合は‘ t e a c h ’ですが、名前、住所、電話番号、どこかへの道順など、個人的に知る必要がある内容については‘ t e l l ’( 伝える)です。
Tell me her name, please

④ :Don’t be disappointed
 気持ちの受け身です。

⑤ :「~ させる( 許可する)」の‘ l e t ’ に原形不定詞を使います。
Let me try it
です。高校レベルではよくある表現です。

この‘ l e t ’ を使ってLet us go.” と言うことがあります。
「私たちを行かせて」が「( いっしょに) 行こうよ」という意味になります。‘ let us ’ を短縮して“ Let ’ s go . ” と言うほうが多く、この形は、中学レベルで扱われていますよね。

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