15分で疑問詞がわかる!例文と練習問題あり

これまでの「問い」は、言っていることが正しいかどうか( y e s / n o ) を問う文ばかりでした。
「君、何がほしい? 」となると、「何」に当たる中身をちゃんと答えなければなりません。

「何がほしいのか? 」の「何」は、‘w h a t ’です。一般に「疑問詞」といわれます。

他に、よく使われる「疑問詞」に、‘ w h o ’( だれ)、‘ w h e r e ’( どこ)、‘ w h e n ’( いつ)、‘ w h y ’( なぜ)、‘ w h i c h ’( どっち)、‘ w h o s e ’( だれの~ )、‘ h o w ’( どのように)があります。会話ではあまり使われませんが、‘ w h o m ’( だれを) もあります。

ただ、この「疑問詞」ということばも不適切です。「問い語」と呼ぶべきでしょうが、なじみがないですね。代わりに「w h -語」ということにします( このサイトでは、かんたんに「フー語」と呼ぶことにしましょう。‘ h o w ’ も含めます)。

「君、何がほしい?」は英語でどう言うか? これにもニつの方法があります。

(1) You want what?
(2) What do you want?

(1)は、「君、ほしい、何」の順で、最後の音を上げる形です。 ただし、「何がほしいって?」のように聞きなおす、あるいは、驚いて再確認するか、いやみを含んだ感じです。

(2)が「問い」として十分な形で、次のしくみです。
① 「問い」の基本形「代理?主語?動詞」の形はそのまま。
② 日本語の場合に「何を(何が)君はほしいのか?」と言うことがあるのと同じく、「何を」欄に当たる「何」(what)が 強調されて先頭に出る。


‘ what’は、本来、「君、ほしい、何を」の順になるべき「何を」欄のはずです。ところが、強調によって主語よりも前に来て、ふつうの欄順を崩します。まさに「倒置」です。

この①②により、“ What do you want?”なのです。頭から順に日本語にすると、「何を、君は、ほしいのか?」です( do ’ は意味をもっていない)。

この日本語、「何を」を強調するときのふつうの言い方ですね。この場合は、日英の順番がすっかり同じですdo ’以外)。

疑問詞whatの文と日本語を比較

w h a t ’ を先頭にする倒置で「問いだよ」と聞き手に伝え、もう一つの倒置「代理→ 主語」という「問い」の基本形で念を押します。「二重の倒置」で「二重の問い」の形を作っているのです。

疑問詞を使った文章の作り方

「w h - 語」使用の「問い」は、‘ w h a t ’ だけでなく、つねにそういう順になります。ただし、「代理」の‘ d o ’ が使える文の場合ですよ。

w h - 語 → d o ( d o e s , d i d ) → 主語 → 動詞 → ・・・?
例: 何を d o 君 ほしいのか ?

ところで、「wh-語」を使う英語の「問い」は文末が必ず下がる、とよくいわれますが、そんなことはありませんよ。日本語と同じです。

日本語の「何を君はほしいのか?」は、文末の音が上がると優しい感じがします。下がると、問いただすような「きつい」 感じがしますよね。

語も同じなのです。“ What do you want? ”の文末を上げると、優しい感じになり、これがふつうの言い方です。下げると、 いくらかきつい感じです。上げ下げしないでストレートに言う場合は、中程度というところですか。




疑問詞を使った英作文の練習問題

次の文を英語にしてください。
① 彼女はだれが好きなの?

② 君、どっちがほしい?

③ あなた、何を手にもっていたの?

④ どこに彼は住んでいるの?

⑤ なぜ彼は私を知っているの?



解答と解説
① :「だれ」(who)を先頭にします。そして、「彼女は好きなのか?」の「問い」の基本形をつづけます。「代理」を忘れてはいけませんよ。主語には‘ she ’を言うつもりで、現在の話だから、「代理」は‘ does’ですね。

この「二重の問い」の形が日本語とはちがうので、慣れるまではやっかいですね。“ Who does she like? ”

② :「どっち」は‘ which ’で、それが先頭。それから「君はほしいのか?」がつづく。「代理」は‘ do ’ですね。したがって、“ Which do you want? ”
「コレかアレのどっち」なら‘‘ Which do you want, this or that? ”と言います。‘ want ’のあとにカンマを打って‘ A or B’ (AあるいはB )という形にします。

③ :‘ what ’(何を)が先頭。あとは「あなたはもっていたの」 です。過去ですね。‘ did you?’となりますね? 「手に」は、「何を」欄が先頭に行ったので、一つ前に来ればいいだけです。
“ What did you have in your hand? ”

④ :「どこに」は‘ where ’です。「どこ」欄を尋ねるときの 専用のことばなので、‘in’などの「位置語」は要りませんhere (ここ)、‘ there’ (あそこ)と同じです。

その‘ where ’を先頭にして、「彼は住んでいるの?」とつづけます。「代理」は、主語には‘ he ’を言うつもりだから、‘ does ’ ですね。
“ Where does he live? ”

⑤:「なぜ」は‘ why ’で、先頭にします。「彼は私を知っているの?」とつづけるのですが、「私を」という「何を」欄がちゃんとありますね。
でも、それがあっても、あわてないことです。「彼は私を知っているの?」は、‘ does he know me? ’だから、‘ why ’につづければいいだけのことです。
‘‘ Why does she know me? ”

いまの文の「私を」のとこですが、「私」がー語で「何を」 欄に入ると、‘ I ’ではなく、‘ meになってしまいます。
その文が「なぜ彼は私の父を知っているのか?」なら、“ Why does he know my father? ”です。‘ my ’は指示語で、何かの名詞の前置きだから、欄には影響されません。ところが、「私」単独になると、欄によってちがってきます。

「なぜ君は彼を知っているのか?」であると、“ Why do you know him? ”です。「彼」がー語で「何を」欄に入ると、‘ he ’ ではなく、‘ him’になってしまうのです。

「私」「彼」などを一般に「人称代名詞」といいますが、これらは、主語「何が」欄の場合、「何を」欄の場合、指示語の場合によって使い分けます。「?といっしよに」(with?)など、 どんな前置詞でも、そのうしろに人称代名詞が来る場合は、「何を」欄と同じ語を使います。‘ with me ’のように。

その他に、「( だれだれ) 自身」「( だれだれ) のもの」の場合も、形のちがう語にして一語で言います( その二種類は、指示語と同様に、欄に関係なく、一定です)。人称代名詞の一覧表を示しておきましょう。

人称代名詞の一覧表




疑問詞を使ったbe動詞での語順は?

「彼の名前は何だ?」というBパターンは、どうか?
“His name is what?”でも通じますが、きちんとした「問い」の形があります。

Aパターンの場合と同じ理屈でできます。
(1) Bパターンの「問い」の基本形(‘ b e ’動詞?主語)は崩さない。
(2) wh -語」を先頭に出す。

彼の名前は何だ? = What is his name?

日本語でも、「何だ」を強調すると、「何だ、彼の名前は」ですよね。 is ’以外、日英は同じ順です。
be動詞を使った疑問詞の文と日本語を比較


英語は、この場合も、「二重の倒置」で「二重の問い」の形になっています。一応、図を描いておきましょうか?


‘ b e ’ 動詞のあるA パターン、現在完了、ジャッジ語の場合も、同様です。‘ y e s / n o ’を問うときの基本形を使いながら、「w h -語」は先頭に出すのです。

Where is he? どこに彼はいるの?

What are you reading? 何を君は読んでいるの?

When are you going to finish it? それ、いつ終わらせる

Why was Tom attacked? どうしてトムが殴られたの?

Why has he come here? なぜ彼がここに来ているの?

When will you be back? いつ戻る?

What can I do? 私に何ができるの(どうしたらいい)



疑問詞を使った英作文の練習

次の日本語を英語にしてください。
① あなたの名前は何ですか?

② 君は、だれ? ( だれ= w h o )

③ これ、何?

④ ( 二人の人がいて) トムはどっち?

⑤ どこ行くの?

⑥ どうやって金庫( s a f e) が破られたのか?

⑦ どのバスに乗るべきでしょうか? ( 乗る= g e t )

⑧ 息子さんはいつ学校を卒業ですか?
( 卒業する= g r a d u a t e  f r o m ~ )

⑨ もう何回( how often ) フランスに行っていますか?

⑩ いま、何時?




解答と解説
① :「何だ、あなたの名前は」の日本語と同じ順にして、同時に、「‘ be ’動詞 → 主語」にしておきます。
“ What is your name? ”
よく使われる英語です。

この‘ What is?’は、しばしば‘ What’s?’と略されます

② :「だれ、*、君」の順で、
“ Who are you? ”
これもよく使われます。

③ :「何、*、これ」の順で、
“ What is this?”( What’s this?)
これまた、よく使われます。

④ :「どっち」は‘ which ’でしたね。「どっち、*、トム」の順で、
“ Which is Tom?”

⑤ :「行く」を進行形にして、
“ Where are you going? ”
これもまた、ちよくちよく会話に出てきます。

⑥ :「どうやって」は‘ how ’です。それを先頭にして、あと は「金庫は破られたのか?」という受け身の「問い」です。
“ How was the safe broken? ”

⑦ :「どのバス」は、いくつかあるバスのうちのどれ? ということなので、‘ which bus ’ですwh -語」のうしろに別の語が来ることがあります
‘ which bus ’のあとは、「私は乗るべきか?」ですね。「? すべき」は should ’が適切です。“ Which bus should I get? ”

⑧ :‘ when ’(いつ)のあとは、未来ですね。「will+主語+ 動詞?」の順序です。
“ When will your son graduate from school?”

⑨:「何回」は、「どのくらいしばしば(how often)か「どのくらい多くの回数(how many times)と言います。
それを先頭にして、あとは「もう行っている」という感じだ から、現在完了です。‘ have visited?’か‘ have been to でしたね。現在完了の「問い」は‘ have ’と主語(あなた)を倒置させましたよね。
「何回、君はもう行っているの フランスへ」という順で、
 “How often (How many times) have you visited France?”

⑩:「何時」は‘ what time ’ですが、問題は主語です。
未来の話をしたとき、「雨が降る」の主語は‘ it ’でしたね。 時刻を言う場合も、「いま10時」なら、“ It is ten o’clock nowです ‘ o’clock ’ は‘ of the clock ’ の略で、‘ clock ’ は 「時計」のこと)。

したがって、「It is 何時」を二重に倒置させるから、「何時 is it」になりますね?
 “ What time is it now? ”



「wh -語+名詞」でまとまっている例

?何曜日=what day (of the week)
きょうは月曜日=It is Monday today  ( Today is Monday と言うこともあります)
→「きょうは何曜日?」=“ What day (of the week) is it today? ”(‘ of the week ’ は略されることも あります)

?何日(日付) =the date
きょうは何日? = What is the date today?

?何の科目=what subject
何の科目が好き? = What subject do you like?

?どんな種類の本=what kind of book (‘ kind ’は名詞で「種類」。「本」は、まだ具体的になっていないので、一冊なら‘ book’、 何冊かなら‘ books’。図書館の「本の分類」のような場合なら、‘ what kinds of books ’ で、‘kinds’ を強く言います)
これは、どんな本? = What kind of book is this?

?何冊の本=how many books (複数名詞といっしょ)
君、本、何冊も っている? = How many books do you have?
兄弟、何人いる? = How many brothers do you have?

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