助動詞must should may might mustの意味を例文で解説

だれかの何かの行動について次のような「判定」( これもジャッジ) を述べることがあります。
① ~ することができる
② ~ しなければならない( ~ すべきである)
③ ~ してもいい
④ ~ するかもしれない( ~ するにちがいない)

「女はピアノが弾けるのかどうかが話題になったとき、「彼女は弾けるよ」と言うとします。
この「弾ける」は、「実際に弾く力があるよ」という話し手の判定(判断、ジャッジ)です。そのジャッジには‘ can ’を 使います。
She can play the piano.

‘will’と働きは同じです。‘ can’(?できる)は、‘ she’自身の判定ではなく、「sheはplayが可能」と話し手が判定を加えていることばです。
これも一般に「助動詞」といわれますが、この本では「ジャッジ語」と呼ぶことにします。

助動詞canを使った例文

He can speak three languages .=彼は、三力国語が話せる。
(language =言語)

I can lift this stone .=この石、持ちあげられるよ。

‘will’と同様に、うしろの動詞は原形です。現在のことか過去のことかは‘ can ’ (これは現在形)のところで決めます。

「ずいぶん前は弾けたよ」なら過去の話で、‘ can ’が過去形 ‘could’になります
She could play the piano many years ago.

‘ can ’は、基本的に「だれか(何か)は、何かをするときに束縛や支障がない」と見る話し手のジャッジです(ピアノを弾くのに支障がないから「弾ける」です)。

だから、「力(能力)がある」だけではなく、もっと幅広く使われます。
We can see the horizon from here.
=ここから地平線が見えるよ(horizon =地平線)

You can drive my car.
=君、ポクの車、運転できるよ(運転してもいいよ)。

I can talk about that.
=そのことを話すことができますよ(そのこと、お話しましょうか)。

“Can I??” “ Can (Could) you??”という「問い」の形 は、「してもいいですか?」「していただけますか?」の意味になることが多いですよ

なお、「いつかできるようになるよ」のような未来の話になると、「できる」かどうかのたしかなジャッジはできませんね。 そういう場合、話し手は‘ can’が使えません。

どうする?

「ピアノが弾ける」には、‘‘ She is able to play the piano という別の言い方があります(be able to?=?する能 力がある、?ができる)。話し手が判定を下だすのではなく、彼女のようすについて、知っている事実として報告する言い方です。 これを使います。

She will be able to play the piano someday.
=いつか弾く力がつくよ、弾けるようになるよ。



助動詞‘ must ’ ‘ should ’ ‘ have to ’の例文と解説

「?しなければならない」という必要、義務の問題は、内容と程度によってちがったジャッジ語を使います(それぞれのジ ャッジ語のうしろの動詞は、‘ will’  ‘ can’と同じく、原形)。

(1)「絶対?しなければならない」(避けられない):‘ must ’
We must eat something every day.
=われわれは、毎日、何かを食べなくてはならない(食べない わけにはいかない)。

You must go to school.
=学校に行きなさい。

相手に対して‘ must’を使うと、命令しているのと同じ程度の強さがあります。

(2)「とうぜん?すべきだ」:‘ should’
My brother knows that he should be home by dinner.
=弟なら、夕食までには家に帰るべきことはわかっているよ。

You look pale, so you should take a rest.
=顔が青いから、少し休んだほうがいいよ(take a rest =ひと休みする)

(3)「事情があって?しなければならない」:‘ have to?’(この一語でその意味。〉
He has to do his homework today.
=彼、きょうは宿題をやらなくてはなりません(宿題を出さ れているので、それを課題としてやるしかない、仕方がない、 という意味)

この‘ have to?’はジャッジ語とはいいにくいですね。ふつうの‘ have ’です。だから、く s形ルール〉にしたがいます。

不定詞部分‘ to?’の「?すること」を「もっている」というところから、いろいろな事情で課題や義務をかかえているという場合に使われます。

When she was young, my mother had to work hard for her family.
=母は、若いころ、家族のために懸命に働かなければならなかった。(hard =?所懸命に)

なお、‘ must ’には過去形がありません。‘ must ’の意味で過去の話のときには、‘ had to ’が代用されますが、そうでない場合もあります。
特に、過去のことだが、だれかの話の内容を伝達するときは、 ‘must’のままであることが多いですね。

“He said that he must do that ”(彼は、そうしなければならないのだ、と言った)

未来の場合は、「そのときが来たら、?しなければならない」 ということだから、‘ will have to ’です。「そういう事情が起きたら」ということです。



「許可、可能性」のの意味を表す助動詞‘ may ’  ‘ might’  ‘ must ’の例文と解説

( 1 ) 「~ してもいい」:‘ may ’
You may go now.= もう行っていい。

目上の人がだれかに許可をあたえる言い方で、偉そうに聞こえます。そういう印象を避けるために、‘ c a n ’ を使うことがふつうです。
“ You can go now. ”なら、「行くことができるよ」となって、相手の選択に任せる感じになります。
こういうところに、ジャッジ語の姿がはっきり見えます。

「助動詞」(動詞を助ける) 「君、いま行く」というのとはまるでちがうでしよ?
助動詞mayを使った例文

(2)「?かもしれない」:‘ may ’、‘ might ’
確かではないが、ありうること、という場合によくそう言いますね。‘ may ’は、(1)の「許可」と同じジャッジ語ですが、 あとに何かのようすを述べることばがつづくと、「かもしれない」の意味に使われます。

She may get well today.
=きょうは、彼女、よくなっているかもしれません。

It may be true=それ、本当 (true)かもしれない。

She might be sick because she is absent.
=彼女、欠席だから、病気かもしれませんね( absentは、形容詞で「欠席している」)。

‘ might ’は‘ may ’の過去形です。言外に「仮定の話だが、 もしかしたら」という前提がある場合に使います。


(3)「ちがいない」「はずだ」:‘ must ’
ようすを述べることばがつづくと、この意味で使われます。
It must be true .=本当であるにちがいない。

確信の度合いが強いから‘ must ’です。

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