文型のまとめ!動詞+目的語+目的語(補語)の解説(練習問題あり)

Mary
 I am not going to Australia. Who said that?

Tom
One of my classmates. (classmate = 級友
 I will tell him that. It will make him happy.

A パターンの文は、「何が、する、何を」が骨格でしたね。

上の“I am not going to Australia. ( あとでまとめるために、これをⅰ とする) は「何を」欄がありません。「私、行かない」
のあとは「どこ」欄です。

“ Who said that?”( ⅱ ) は、「だれが、言った、そのこと」
だから、骨格がそろっています。

ところが、I will tell him that. ( ⅲ ) は、「ボク、伝える」のあとが「彼、そのこと」となっています。常識的に考えて、「彼にそのことを伝えよう」ですよね。そうすると、「何を」欄
( そのこと) の前に「だれに」( 彼に) という欄が入り込んでいる、ということになります。

「伝える」「あげる」「尋ねる」「教える」「見せる」「送る」「売る」などは、「… … 、何を、だれに」とつづくフレームを作ることがありますね。

その場合、これまでは、「だれに」欄を骨格のうしろに置いて、‘ t o + だれ’(「買ってあげる」などは‘ f o r + だれ’) としてきました。

たとえば、“ I will teach English to your students.  ” のように、です。

この‘ t o ( f o r ) + だれ’は、骨格から切り離されているので、「だれ」のところがかえって目立つ言い方なのです。「英語を教えるって、だれに? 」という感じです。

上のⅲ の例は、「彼に」伝えるということが話の流れでわかりきっていますよね。だから、この「彼に」は目立たなくてもいいのですよ。そういうときは、「何を」欄の前に「ちょっとご
めん、ここに入らせて」という感じで、ひっそりと入り込んでしまうのです。

そういう「だれに」は、「ボクに」「君に」「彼女に」などの人称代名詞の場合が多いですよ。
結局、‘ t o ’を使わずに骨格の中に入ったので、「何が、する、だれに、何を」という欄順になります。A パターンの骨格「何が、する、何を」の変形です。

目的語を2つ持つことができる動詞を使った英文


他の例です。
I gave her a present = 彼女にプレゼントをあげた。

Can I ask you a question? = 質問していい?
( q u e s t i o n  = 質問)

Would you show me your pen?= 君のペン、見せてくれる?

I bought him a toy.= 彼におもちゃを買ってあげた。

この「何を」欄で、「子文」あるいは「主語つき子文」を言うこともあります。

My mother always tells me to study harder
= 母は、いつも、もっと勉強しなさいとボクに言うんだよ。
「もっと勉強すること」を「ボクに伝える」だから、ちょっと命令のような感じになります。

My mother always tells me that I must study harder.
( 上と同じ意味で、「主語つき子文」で言った場合)

I asked my father to take me to the zoo.
= 動物園につれてって、と父に言った。
「動物園にボクをつれていくこと( t a k e )」を「父に頼んだ( a s k e d )」で、「つれてってと言った」ですね。z o o は動物園。行ける範囲の動物園はたいてい決まっているので‘the zoo

I want you to help me.
= 君に手伝ってもらいたい。
‘ w a n t ’ は「望む」で、「ボクを手伝うこと」を「君に望む」
ということです。‘ w a n t ’ より、I would like you to help meのほうがていねいです。

注意: この‘ w a n t + だれ+ 不定詞’ の文を、‘ t e l l( a s k ) + だれ+ 不定詞’ とは別にして、違う仲間に見る説があります。
でも、ここの仲間に入れたほうが、形の理解としては、わかりやすいはずです。このサイトでは、こうしておきます。




間接疑問文の作り方とその例文

‘ a s k ’ が「尋ねる」の意味で、「~ かどうかを尋ねる」と言う場合は、「何を」欄が「主語つき子文」になります。

「もしかしたら」という仮定の話をするときの接続詞‘ i f ’を使います。
Tom asked Mary if she was going to Australia.
= トムは、メアリーに、オーストラリアに行くのかどうかを尋ねた。

「もしかしたら、行くのか」ということなので、‘ i f ’ です。

I asked my brother if he broke the vase.
=弟に、その力ビンを割ったのかどうかを聞いた。
(vase=力ビン)

こういう文は、次のように、「何を」欄が「問い」になっている文と意味は同じです。

Tom asked Mary, “ Are you going to Australia? ”
I asked my brother, “Did you break the vase? ”

「問い」をこうやってそのまま引用するなら、これでいいのですよ。そのまま引用しないで、内容だけを取り出してだれかに伝えるときは、さっきの‘ if ’を使った文になります。

ただし、内容を伝えるのだから、「問い」の中の‘ you ’が‘ she ’ や‘ he ’になること、それに合わせて動詞の時間感覚も調整することが必要ですよ。

次のような「- wh語」を使った「問い」の場合、その内容だけを取り出して伝えるときは、どうする?

I asked her, “ Where are you going?” .
「もしかしたら、どこに行くのか」ではヘンですね。だから、if ’は使えません。こういう場合は、「-wh語」をそのまま接続詞のような役割にしてしまいます。
I asked her where she was going.

問い」そのものではないので、‘ if ’のときと同様に、‘ where’以下は、ふつうのAパターンの欄順ですよ。一般に「間接疑問文」 といわれます‘if’の場合も含む)。間接的な「問い」です。

メアリーはトムに何になるつもりと聞いた。
Mary asked Tom, “ What are you going to be?”
→ Mary asked Tom what he was going to be.

どうしたらいいかと先生に聞いた。
I asked my teacher, “What should I do?”
→ I asked my teacher what I should do.

単純なA パターンでも、間接的な「問い」の文はありえます。
骨格は変形していません。

I can’t see who is running there.
= だれがそこを走っているのか、見えないよ。

Tom knows what he should do.
= トムは何をすべきかがわかっている。

いまのwhat he should do をかんたんに‘waht to do ’ で済ますこともありますよ。
‘ to do what ’( 何をするのかということ) の「何を」( w h a t )が「子文」の中でも先頭にくるのです。他の「- w h 語」も同様です。

I don’t know what to do.= 何をすべきかがわからない。

I don't know what to think about it.= それについて何を考えたらいいのかがわからない。
( a b o u t  前置詞= ~ について)

They know where to go .= どこへ行くべきかを知っている。

Bob asked Tom how to drive a car.= ボブは、車をどうやって運転するのか( 運転の仕方) をトムに聞いた。

I don’t know how to swim.= 泳ぎ方がわからない。




動詞+目的語+補語のパターン

トムは、さっき、もう一つ‘‘ It will make him happy .”( ⅳ )と言っていました。

「それ、彼をうれしくさせるよ(それを聞くと彼はよろこぶ よ)」という意味です。どうしてそうなる?
「それ(it)、作る(make)」と来れば、聞き手の頭には「作る」フレームができて、「何を?」と待ちかまえますね。

そこに「彼を(h i m)が来ます。まさか「彼を作る」にはなりませんよね。そうすると、聞き手のフレームは「彼をどう作る(どうする)のか」と修正されるのです。

そして‘ happy ’です。「ああ、彼をうれしくさせる、ということか」となるのです。
「何が、する、何を、どう」という形にはなっています。でも、「何を」欄が‘ him happy ’という一つのセットで埋まっている、と考えたほうがいいのです。

‘happy’は「彼」自身の姿なので、骨格の「何を」(彼を) 欄に同居するように、「彼の姿」(happy)をそのままくっつけるのです。「彼、*、happy」を凝縮した感じです。切り離せません。

ただ、「何を」欄が「何を、どう」というしくみでできている点では、これも「骨格の変形」です(次図では‘ will’省略)。
make+目的語+補語の例文

他の例です。
We elected him the captain of this team. =彼をこのチームのキャプテンに選んだ。
(elect =選ぶ)

They call the girl Liz.
=その子をLiz と呼んでいる。

I named the dog Genji.
=その犬をゲンジと名づけた。
(name =動詞で、「名づける」という意味)


結局、「何が、する、何を」のA パターンは、ⅰ ⅱ ⅲ ⅳ の四種類ということになります。それにB パターンを加えると、計五種類です。一般の英文法の本では「五文型」と呼んでいます。
第一文型= さっきのⅰ の文型(「何を」欄がない)
第二文型= B パターン
第三文型= ⅱ の文型( A パターンの骨格がそろっている)
第四文型= ⅲ の文型(「だれに」が「何を」欄の前に入る)
第五文型= ⅳ の文型(「何を」欄に、その姿「どう」が同居)


でもね、細かく分類しようとすると、いろいろな変形もすべて別々にしなくてはならないことになりますよ( 2 5 文型論なんていうのもあります)。
基本は、広い範囲に通用するように、できるだけ少なくまとめておくことです。
A パターン( 何が、する、何を) とB パターン( 何が、何だ)だけで十分です。



使役動詞と知覚動詞の使い方とその例文

ⅳの形の場合、「何を」欄に同居する「どう」のところに「子文」が来ることがあります(高校レベルの英語です)。

「子文」といえば、不定詞か動名詞を使いましたよね。ところが、この場合は、‘to ’のない不定詞(一般にいう「原形不定詞」)、 進行分詞(現在分詞)、受け身分詞(過去分詞)、といろいろです ( 動名詞はない )。

たとえば、‘‘ I made him go there と言うと、「彼をそこへ 行かせた」という意味です。
‘ make him happy ’が「彼をうれしくさせる」だから、‘ make him go ’で「行かせる」となるのは、うなずけますよね(ただし、こちらは強制的*な意味です)。

でも、なぜ‘ to go?’にならないのか? 古い英語の時代からそうであったようですが、次のように理解しておくといい でしよう。

‘ tell him to go?’であれば、‘ tell’(伝える)と聞くと 「だれに、何を」というフレームができますね。その二つの欄 を‘ him ’と‘ to go?’が別々に埋めるのです。

‘ make him go?’の場合は、さっきの‘ him happy ’と同じで、 ‘ him go?’がーつのセットになって‘ make ’フレ一 ムの「何を」欄を埋めている、ということです。

‘ him to go ~ ’ のようにすると、‘ h i m ’ と‘ to go ~ ’ が別々の欄になるように感じられます。
といって、‘ him goes’ とか‘ him went’ にはなりません。
「そこへ行くということ」をさせたという意味だから、不定詞です。「裸の不定詞」ともいわれます。

注意: ただし、その文が受け身で言われると、He was made to go there.”と‘ t o ’ つき不定詞になります。「彼は強制的に何かされた」( was made ) となれば、「何を」欄は「彼」から切り離された「~ へ行くこと」だけですからね。

次の例も、「何を」欄が「何を、どう」のセットになっています。

Could you let me drive your car?
= あなたの車を運転させてくれますか?
( l e t = 許可する)

I had my brother do the job.
= 弟にその仕事をしてもらった。( h a v e = ~ してもらう)

He had his wallet stolen. = 彼はサイフを盗まれた。

これは、“ His wallet was stolen. ” と同じ内容ですが、‘ h e ’を主語にすると、「サイフが盗まれる」という経験をもった、という言い方をします。

一般に「経験受け身」といわれ、「何を、どう」の「どう」には‘ b e ’ の略された受け身分詞を使います。こういう例は多いですよ。

たとえば、I will have my hair cut.”( 髪を切ってもらおう hair 髪の毛。‘ cut ’は受け身分詞)のよう に。

この‘have’や‘ make’ ‘let’を一般に「使役動詞」と呼んでいます。次の例にある動詞は「知覚動詞」です。

これらの動詞の場合が「何を、どう」の「どう」に原形不定詞などが来て、‘ to ’つき不定詞は使われないのです。

I saw my father cry=父が泣くのを見た。

I saw my father crying=父が泣いているところを見た。

原形不定詞のほうは「泣いたという事実を見た」で、こちらは「泣いている姿を見た」。こういうときは、進行分詞を使う。

Bob saw Tom attacked by a strange man.
=ボブは、トムが見知らぬ人に殴られたのを見た。
(‘ attacked ’は受け身分詞。この前に‘ get ’を入れて‘ get attacked ’とすることが多い)

I heard him go out.=彼が出て行く物音が聞こえた。

I heard my dog barking last night.
=昨晩、犬が吠えているのを聞きました。

Did you hear your name called?
=名前を呼ばれたのが聞こえた?

We didn't notice the man enter the house.
その男が家に入るのには気づきませんでした。
(notice=気づく、 enter=入る)





第四文型と第五文型の英文作成問題

次の文を英語にしてください。
① 彼女にきのうE メール( e - m a i l ) を送った。

② メアリーはオーストラリアへは行かない、と彼に伝えてくれますか?

③ 何が彼女を悲しくさせたのか? ( 悲しい= s a d )

④ 君に車を運転してもらいたい。

⑤ おばさん( my aunt) がボクにこの本をくれたんだ。



解答と解説
①  I sent her an e-mail yesterday.
e-mail をそのまま動詞で使う場合があります。
“ I e-mailed her yesterday

② 「君、伝える、彼に、これこれを」をていねいな問いの文にします。
“Could you tell him that Mary isn't going to Australia?

③ 「- wh語」が主語ですよ。‘ make ’を使って「彼女を悲しく作りかえる」と言うかのように、
“ What made her sad? ”

④ I would like (want) you to drive the car.

⑤ 日本語は、「ポク」から見て「くれた」になっていますが、「おばさん」は本をあげた側です。だから、“ My aunt gave me this bookです。

「ポク」を主語にするなら、「もらった」 となりますが、‘ give ’の受け身です。
“ I was given this book by my auntです。


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