時を表す前置詞 in,on,atの使い分けと頻度や時を表現方法について

ひんぱんに使われる9 語の前置詞のうち、これまで挙げたのは8 語です。
‘ in ’ ‘ on ’ ‘ at ’ ‘ to ’ ‘ for ’ ‘ from ’ ‘ by ’ ‘ with ’でしたね。‘ w i t h ’ 以外、これらは、「いつ」欄でも使われます。

たとえば、「夏になると、トムは、ときどき友だちと海で泳いでいますよ」の「夏になると( 夏には)」は、「いつ」欄に当たりますね。「いつ」欄を埋めるときは、「どこ」欄と同じく、基
本的に前置詞を使って、その欄であることをはっきりさせます。

どの前置詞をどう使うかは、次のように考えます。
( 1 ) 人の暮らしは、一日を基準にする。
( 2 ) 年、季節、月、時刻などの時間幅は、その基準( 一日)と比較してとらえ、位置語を応用する。
( 3 ) 何時間、いついつまで、などの時間幅も、それに応用できる位置語を使う。



「~ の中に入っている」という時間を表す前置詞 in

トムたちは、夏に海でときどき泳ぐのですね。夏は約三ヵ月あります。その中で何回か泳ぐわけです。

泳ぐ日というのは、三ヵ月という長い範囲の中に入っています。何かの空間に包まれるように入っているという位置関係は、‘ i n ’ であらわしました。

これもそうです。さっきの文は、“ In summer Tom swims in the sea with his friends.”です( s u m m e r )。

したがって、次はすべて‘ i n ’ を使います。
① 第一週に:in the first week( 第一= f i r s t ]、週=w e e k )
第一などの順番は序数詞を使い、‘ t h e ’ を前置きにします。
何かの順番は何かの中ではそれだけに決まっているので。

② 八月に: in August
何月という月は、神、人名などに由来しています。固有名詞と同じに先頭は大文字。

③ 春に、冬に: in spring、in winter

④ 2 0 0 7 年に: in 2 0 0 7
「平成1 9 年に」は‘ in the 19th year of the Heisei era ’
‘ 1 9 th ’ はn i n e t e e n t h で、序数詞。‘ e r a ’は「時代」の意味。

⑤ 2 1 世紀に: in the 21st century
‘ 2 1 s t ’ も序数詞で、twenty first、世紀= c e n t u r y 。

「午前8 時に~ する」などと言う場合の「午前」は、‘ in the morning’ でした。

人間の暮らしを「一日」単位として見ると、その単位が毎日の「生きる世界」です。意識を「一日の中」に向けると、「午前」「午後」などは広い時間幅に見えるのです。

感じ方の問題ではなく、人のふつうの生活リズムのことです。
朝食を食べて、午前中に何をして、昼食になって、… … という生活の流れです。

「一日」をいくつかに区切って、その中にすっぽりと入って行動するから、「午前」「午後」などは‘ i n ~ ’ になるのです。

「午後」は‘in the afternoon’、「夕方から就寝時まで」は‘ in the evening ’ でした。



「くっついている」という時間を表す前置詞 on

あるときの「その日」は、その一日にくっついている( 乗っている) と見ます。

「1 0 日」なら、カレンダーの「1 0 」に何かの印をくっつけるイメージです。‘ o n ’ ですね。

次のように使います。
① 1 0 日に: on the tenth( 序数詞。)

② 8 月1 0 日に: on August 10th( まれに‘‘ on the tenth of August ’’ と言うこともあります。)

③ 2 0 0 7 年8 月1 0 日に:on August 10th, 2007

④ 月曜日に: on Mnday
曜日も一日のこと。曜日の言い方もいろいろな由来があり、先頭は大文字。

⑤ 私の誕生日に: on my birthday

⑥ その日に: o n t h e d a y
注意: 季節、月( 1 月、2 月、… … )、曜日、序数詞、ふつうの数などの語については、辞書などで調べてください。このサイトは「英語のしくみ」を中心にしていますので、それらの全体は省きます。




「ちょうどそのとき」のという時間を表す前置詞 at

「毎日5 時に起きる」などの「時刻」は、一日の中のそこに焦点を定めているので、「ちょうどそのところに」の‘ a t ’です。
① 5 時に: at five
‘ at five o’clock と言うこともあります。o’clockは‘ of the clock ’の省略形。

② その時に: at the time
一語で‘ then ’ とも言います。

③ その瞬間に:at the moment

④ 正午に、夜に: at noon at night



時を表す前置詞from,to,for,byの使い方

「3 時から5 時まで」などと、時間の「起点・終点」を言う場合がありますね。
‘ from three to five ’です。「場所」の「起点・終点」を言うときと同じです。

「3 時間」などの「時間の幅」は、「ルート」をたどるときの‘ f o r ’ を応用します。‘ for three hours です。

「一年間」なら‘ for a year、「二ヵ月間」は‘ for two months’、「五週間」は‘for five weeks ’、という具合です。

「7 時までに終わらせる」などと「時限」を言う場合は、さて、何でしょう?
‘ b y ’ です。「7 時」は、「終点」ではありますが、何かの行動をコントロールする制限時刻ですね。単なる「終点」とは性質がちがいます。いわば、「7 時」は主役です。「7 時」を「主」として見るから、‘ by seven’ です。「締めきり」の感じです。

ただ、ちょっとややこしいのですが、同じ「7 時まで」と言っても、‘ until seven ’ になることがあります。その時刻まで行動をつづけていく、という場合です。自分がコントロールしているので、「7 時」は主ではありません。

上の四つを図にしておきましょう。
時を表す前置詞‘ f r o m ’ ‘ t o ’ ‘ f o r ’ ‘ b y ’の比較

○ は「はじめ」を問題にしない、という意味です。‘ u n t i l ’は、「終わり」を見ていますから、はじめは○ としておきましょう。




today,yesterday,tomorrowの使い方

「きょう」「きのう」「あした」は、日本語でも「きょうに東京に行く」などとは言いませんね。その一語で「いつ」欄を埋める働きがあります。「どこ」欄の「ここ、そこ」と同じです。
きょう: t o d a y
きのう: y e s t e r d a y
あした: t o m o r r o w

たとえば、
「きょう( あした)、東京に行くんだよ」“ I am going to Tokyo today (tomorrow)
「きのう、大阪に行ったん だよ」は“ I went to Osaka yesterday ,



時を表す英単語 every ‘this ‘next ‘last について

これまで何度か‘ every day ,every morning ’などと言うことがありました。

この‘ e v e r y ’は、「すべての~ 」という意味の形容詞ですが、単数名詞の前置きとして使われます。「すべて」といっても、たとえば‘every student’ なら、「どの生徒も」という意味なのです。「あの生徒も、この生徒も」と、生徒ごとに見ているわけです。

それが‘ d a y ’ ‘ m o r n i n g ’ ‘ M o n d a y ’ などの「時」にかかわることばといっしょになると、まさに「~ ごと( 毎)」です。
every day :毎日
every morning : 毎朝 e
very Monday : 毎週月曜日に
every year : 毎年
every spring : 毎春

「今年」「今春」「今週」などは、「この~ 」と考えます。

「この」は指示語の‘ t h i s ’ でしたね。それをそのまま利用して、‘ this year ’ ‘ this spring ’ ‘ this week ’とするだけです。

「今週の土曜日」なら‘ ‘ this Saturday’ です。「いつ」欄の目印は要りません。なくても、「いつ」欄であることはフレームの威力でわかるのです。

「来年」「来春」「来週」などは、‘ t h i s ’ の代わりに‘ n e x t’、「昨年」「昨春」「先週」なら‘ l a s t [ l ] s t ]’ にすれば済みます。‘ next year ’来年、 last week ’( 先週) です。これらも、前置詞は不要です。



頻度を表すusually  always oftenの使い方

ときどき」「いつも」などは、「いつ? 」というよりも、正確には「どのくらいの頻度? 」のことですね。

文の骨格( A パターンなら「何が、する、何を」) はがっちり固まっているので、他の欄はその中には入らない、といいましたよね。

ところが、この「頻度」をあらわす語だけは、動詞と離れがたいかのように、密着していることが多いのです。

たとえば、「彼は、ときどき、公園で走っている」と言う場合、“ He sometimes runs in the park ,とするのがふつうです
(‘ s o m e t i m e s ’ が最後に来ても、まちがいではない)。

骨格の中に入ると、たいてい動詞の前に来ます。「彼は、ときどきだが走っている、公園で」という感じです。「‘ r u n s ’ と言っても、無条件ではないぞ」と早めに断るのですね。このほうがかえって親切なのです。“ … … … … … s o m e t i m e s . ” と、最後に断られるよりもわかりやすい、と思いませんか?

次の語も同じです。

ふだん usually
いつも always
しばしば often

なお、‘ b e ’ 動詞が使われるときは、これらのことばは‘ b e ’動詞のうしろになります。

The customer is always right == お客様は神様です。
( c u s t o m e r  = 客、r i g h t  = 正しい)

Silence is sometimes golden == 沈黙はときには金。
( s i l e n c e   = 沈黙、g o l d e n  = 金色)

‘ b e ’ 動詞は、‘ I ’ m ’ というように主語の中に半分が入り込むことがあるほどだから、いつも主語に密着しているのです。

進行形でも同じになります。“ He is now making a movie ”
( 彼は、いま、映画の制作中) です。


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