いろいろな接続詞の使用方法を例文付きで解説

「子文」によって欄が拡がるのは、「何を」欄だけではありませんでしたね。「何しに」などの欄でも「子文」の例がありましたよね。欄の中身を拡げようと思えば、どの欄でも「子文」「主語つき子文」にすると拡がるのです。

たとえば、「私、アメリカにいたとき、リスを飼っていた」 の「アメリカにいたとき」は「いつ」欄ですね。

この「アメリカにいたとき」は、「私が、アメリカにいた」という「とき」ですね。「私、飼っていた、.....」という「飼っていた」フレームの「いつ」欄です。

 “ I know Tom wants to have a dog. ” の ‘Tom’ 以降は、「何を」欄でした。「何を」欄は文の骨格だから、接続詞 ‘ that'がなくても、そのままで「何を」になれました。 ところが、こちらは、文の骨格以外の「いつ」欄です。「春に」などなら、‘ in 'などの前置詞を使うところです。

でも、「春」 などの名詞ではなく、「主語つき子文」です。

そこで、英語は、‘ when’という接続詞を前置きにして、うしろにつづく 「子文」は「いつ」欄だよ、と宣言する、 という方法をとります。
I had a squirrel when I was in America.
(squirrel=リス)

この‘ when ’は、「いつ東京に行くの?」などとだれかに質問するときの「いつ」に当たることばです。だから、いまの文は、次の感じです。

「リスを飼っていた、いつかって? 自分がアメリカにいた(とき)」
このしくみがわかれば、次の文もかんたんに見えますね。

My mother died when I was 10 years old. 
=母は、ポクが10歳のときに死にました。

Tom sometimes drives a car when he goes to school.
=トムは、学校に行くとき、ときどき車を使っていますよ。

日本語は、「オレ、きのう、新宿で.....」などと「いつ」欄を早めに言いますね。だから、上の英語を日本語にしようとすると、どうしても‘ when’以降の「いつ」欄が早く出てきてしまいます。

これを英語の欄順に近づけて日本語にすると、「母は死にましたよ、ポクが10歳のときに」「トムはときどき車を運転していますよ、学校に行くときは」という感じです。

英語でも「いつ」欄を先に言うことがありましたね。‘ when’ が率いる「いつ」欄でも先頭に来ることはありますよ。
When I was walking in the forest, I saw a bear.
=その森林を歩いていたとき、熊を見た。
(forest =森、森林 bear =熊)

注意:「いつ」欄の「主語つき子文」が先頭に来ると、それが終わったあとにはカンマ(,)をつけることが多い。



「?したあと」「~する前」の意味を表す接続詞after,before

「?したあとで」「?する前に」も「いつ」欄です。この場合 の接続詞は、‘ after ’、‘ before ’ です。

Alter we have dinner, I always wash the dishes.
=夕食のあとは、私がいつも皿を洗うのですよ。

Before the train started, she bought a box lunch.
=電車が発車する前に、彼女はお弁当(box lunch)を買った。 (買ったのは過去。「発車する」と日本語で言っても、それも過去のこと。英語では、「発車した」と過去形にします)

Every day my father takes a bath before he goes to bed.
=毎日、父は、寝る前にお風(bath)に入るんです。 (「ベッドに行く」は「寝る」の意味で、裸の名詞‘ bed ’)
注意:‘ ....before ~ ’は、「.....してから~する」のように逆に考えると、英語の欄順と日本語の欄順が似てきます。「毎日、父は、お風呂に入ってから寝ます」のように、です。
after dinner ’ (夕食後)‘ before my birthday ’(誕生日前)などのように、うしろが「主語つき子文」ではない場合もあります。この場合の‘ after ’ ‘ before ’ は、‘ on my birthday’ の‘ on ’などと同じく、形としては前置詞です。



「~ なので」「~ だけれど」の意味を表す接続詞、because,though

他の欄も見てみましょう。次の例の紫色の文字の部分は、どれもが接続詞です。
He is studying law because he wants to be a lawyer.
= 彼は、弁護士( l a w y e r) になりたいので、法学( l a w) を勉強しているのですよ。
(‘ b e c a u s e ’ は、理由を述べる「主語つき子文」を率いてきます)

As you know , Ichiro is a major leaguer.
= ご存じのとおり、イチローはメジャーリーガー です。
(‘ a s ’ は、基本的に「~ に即して」という意味で、前後の内容によって、「~ するとき」「~ なので」「~ につれて」「~のとおりに」などと言う場合に使われます)

Though i had a fever, I went to school.
= 熱( f e v e r ) があったけれど、学校へ行った。
(‘ t h o u g h ’ は、「~ だけれど」という意味)

いままでの接続詞は、「主語つき子文」の前にいて、うしろを率いていました。それによって、「親文」のフレームのどれかの欄に当たっていることをわかりやすくしていたのです。

こういう接続詞は日本語にはありませんね。接続助詞といわれる「… … ので」「… … けれど」などは、「主語つき子文」のうしろにくっついてくるのです。

日本語の接続詞といえば、「しかし」「だから」「そして」などのように、前の文を受ける形で、次の文の先頭に置かれますね。「主語つき子文」を引きつれないで、それが単独で前後の文をつないでいるのです。

英語にも、そういう接続詞があります。




2つの文を対等につなぐ接続詞

いまの「熱があったけれど.....」の文は、「熱があった。しかし、学校へ行った」とも言えますね。
I had a fever. But I went to school.

‘but’は、日本語の「しかし」と同じです。前の文を受けて、次の文につなげる役目です。

このニ文を一つにすることもできます。
I had a fever, but I went to school.

‘ fever ’のうしろがピリオドではなく、カンマになって、 ‘ but ’がー文の中に入ったのです。ニ文のときと意味は変わりません。「熱があったが、学校へ行った」という日本語に似ています。

この一文で言う場合は、前半が「(熱が)あった」フレーム、 後半が「行った」フレーム、ということになります。フレーム は別々です。形としては全体で一つの文だが、どちらも「親文」 のまま、ということです。「親文」がニつ同居しているわけです。

次の例も同じ。
He wants to be a lawyer, so he is studying law.

さっきの‘ because ’を使った「親文-主語つき子文」を「親文」どうしに分離すると、上になります。‘ so ’は、「だから、 それで」という意味の接続詞。これが単独で前後の「親文」をつないでいます。

I went home and John stayed at the office.
=私は家に帰り、ジョンは会社(offic)に残った。
注意:‘ home’は「家へ」という位置関係をあらわすことばです。‘ here ’と同じで、 前置詞がなくてもいいのです。

‘ and ’ は、たとえば ‘ Tom and Mary ’  ‘ Tokyo, Osaka, and Kyoto ’のように、ニつ以上のことを単に並べる場合に使 われることが多い接続詞です。

それが、上の文みたいに、ニつ(あるいは、それ以上)の「親文」を並べる場合にも使われます。カンマで区切らないことが多いですよ。

また、「そして、それから、そうすると」のように出来事の順番をあらわす場合に使われたりもします。たとえば、“ She told the news to him and he smiled(彼女がそのニュ一スを 彼に伝えると、彼はにっこりした。s mile (d)=ほほえむ、にっこりする)

同居した「親文」の主語が二つとも同じ場合は、連続した行動として、二つめの「親文」の主語を省略することがあります。

たとえば、“ He got up at 6 in the morning and walked in the woods . ”( 彼は、朝6 時に起きて、森を散歩した)、“ She went to America but came back soon."( 彼女は、アメリカに行ったが、すぐに帰ってきた、のように。



2つの文をつなぐ接続詞を使った英作文

次の文を英語にしてください。
① ボクは、子どものころ、京都に十年間住んでいたよ。

② 彼は、東京駅に着いて、母に電話した( 電話する= c a l l )。

③ オレは、びんぼう( p o o r ) だけど、幸せだよ。

④ 政治家になる前、ジョンは教師だった。
( 政治家= p o l i t i c i a n 、なる= b e c o m e )

⑤ トムは正直なので、みんなが彼のことばを信じた。
( みんな= t h e y 、ことば= w o r d ( s ) )


解答と解説
① :「子どものころ」は「こどもだったとき」。「十年間」( for ten years  ) という期間があっても、過去の話は過去形でいいのでしたね。
When i was child,I lived in Kyoto for ten years.

② :「着いて… … 」は、「着いて、それから」か「着いたあとに」でしょう。次の三つのどれかです。
He arrived at Tokyo station and called his mother.
After he arrived at Tokyo,he called his mother.
He called his mother after he arrived at Tokyo.

一番目は二つの「親文」の同居、二番目、三番目は、全体が1つの「親文」で、接続詞‘ after ’が「子文」をつれています。

③:これも、次の二通りで言えます。
“ Though I am poor, I am happy
“I am poor, but I am happy

④ :“John was a teacher before he became a politician です。

「いつ」欄を先にすると、“ Before he became a politician, John was a teacherですが、注意が必要です。

このまま単純に日本語にすると、「彼が政治家になる前に、 ジョンは教師だった」ですね。ちょっとヘンでしょ。「彼」と「ジョン」が別人みたいですね。

「親文」の主語は‘ John ’です。主役の名は「親文」で言い、 「子文」のほうの主語は‘ he , she , they ’にします。

日本語は、この④のように、「子文」の主語は略してしまい ますね。だから、日本人は、英語のこの言い方にはとまどうことがありますよ。

⑤ :“ Tom was honest, so they believed his words.” です。

‘ Tom was ’に注意してください。
「信じた」は過去の話。それなら「トムは正直」も過去のこと。「現在、正直。過去に信じた」では話が通じませんね。時間の一致をきちんとあらわすのが英語です。

たとえば、「私、トムが犬が好きなことは知っていた」 なら‘‘ I knew Tom liked dogs.” です。


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