10分で簡単に理解できる!willとbe going toの違いとその使用方法

「もし彼が病気で寝込んだら、私がその仕事をやります」と言うとしましょう(病気で寝込むbe sick  in bed、その仕事をやるdo the job)。

次の文です。
If he is sick in bed, I will do the job.

ニつ、問題がありますね。
① 「私がやります」も未来のことだが、‘ am going to do ではなくwill do’であること。
② 「もし?なら」という条件の言い方。


順に述べましょう。

上の話は、自分が予定を立てて、そこに向かっている、という計画的なことではありませんね。

ポイントは次のニつ。
a) 何かの状況に置かれて、そのとき、今後のことを決めた。 彼の病気をいま知ったとするなら、いま決めた、ということ。
b) その意思をだれかに伝えるとき、話し手の意識は、これから先の時点だけに向けられている。計画的に進めてきたことではないので、「ただいま進行中」とはならない。


その場合が‘ will do ’です。

‘ will’は、基本的に「そのときが来たら、?する、?になる」という意味です。上の「私」 は、「実際にそのときが来たら、自分がやります」と言っているのです。


‘ be going to ’とくらべてみます。

begoingtoのイメージ

willのイメージ図


I am going to do the job tomorrow. と言ったなら、あしたやるつもりで進んできているから、これまでの姿にも目が向きます。実際にやる「あした」の時点に目を向けはしますが、 そこへ向かう進行中のような図になりますね。

“ I will do the job tomorrow.”は、「あした」の時点だけに 目が向いています。だから、「そのときが来たら、やる」という意味になるのです。

‘ I will do the job ’の場合は、「やる」という意思をいま表明している、ともいえますね。自分のことについて‘ will?’と 言うと、意思表明の感じになることが多いですよ。

‘ will’の例をもっと見てみましょう。

それじゃ、あした、電話するよ。
OK , I’ll call you tomorrow .

友だちと話をしたあと、別れ際にそう言ったとします。その状況で決めたことですね。‘ I will’の‘ will’を半分ちぢめて、I’llとすることが多いですよ。

(電話が鳴ったとき)私が出ます。
=I will answer it.
電話が鳴ったから、自分が出るといま決めたのですね。

そうだ、京都、行こう。
=Oh! I will go to Kyoto .
京都行きをいま思いついたのでしょう。いつとは決めていないが、「そのときが来たら、行く」ということです(これ、何かの宣伝文句ですね。英語での宣伝文句はありませんので、こう英訳しておきます。 I’ll’のほうがいいかもしれませんが)。

(何かの会合を途中で抜けるとき)すぐ戻ります。
=I’ll come back (be back) soon.
(戻る=come back、あるいは、be back) これを‘‘ I am going to be back soon.”と言ってしまうと、 「予定の行動」になりますよ。急用ができて抜け出す、というようなことではなくなってしまいます。

逆の場合をJoeが挙げている例で見てみましょう。



カナダ人ジョーが教えるwillとbe going toの違い。willと言ってしまうと失礼になることも

Misunderstandings: Will & Be Going To
Many students studying English as a second language believe ‘will’ and be going to’ have the same meaning. Of course, native English speakers usually use ‘will’ and be going to’ correctly.

However, if you asked the average native English speaker the difference between ‘will’ and be going to, they may tell you that these mean the same thing. Both talk about the future, but they have different uses in communication.

For example, if a friend invites you to a barbeque party on the weekend, can you say this? - - I’m sorry. I will go to Whistler this weekend.” This answer might cause a misunderstanding. ‘Will’ tells your friend that you have just decided to go to Whistler now. Your friend might think you didn’t think about her invitation seriously. Because of the situation, she may think that going to her party was not important for you.

Be going to is used when you have a set plan or you have already made a decision to do something. ‘Will’ is used in situations where be going to is not needed. In our example, you need to use be going to’ to avoid misunderstanding. A better answer would be this: “I’m sorry. I’m going to go to Whistler this weekend.”


(要旨)
平均的な native English speakers に ‘will’と ‘ be going to ’のちがいを間けば、「どちらも未来のことで、同じ意味」と答えます。本人たちはいつも正しく使い分けしているのに、です。

同じではありません。たとえば、友人から週末のバーベキューパ一 テイ一に誘われたとき、「週末はウイスラ一(スキ一場で有名なバンク 一バー近郊の場所)に行こう(I will go?)」と言えますか? ‘ will’ は、ウイスラ一行きをいま決めたのだと言っていることになりますよ。 パーティーを避けようとしているな、と誤解されかねません。

‘ be going to ’は、決まった予定があるか、何かをしようとすでに決めている場合に使います。いまの例では、「週末は、ウイスラ一に行くことになっているのです(I’m going to go ~ )」と言うべきです。

‘ will’は、何かの状況に置かれて決めたことを言うのでしたね。週末のホームパーティーに誘われたという状況で“ I will go to? this weekendと言えば、「そうだ、週末、?に行こう」と言ったも同然です。日本語でも、イヤミに聞こえますね。




予想、想像の意味を表す助動詞‘ will’

これまでの例のように、‘ I will?’は自分の意思表明の感じになることが多いのですが、そうではない場合もありますよ。

I will be 15 years old next month =来月、15 歳になります。

主語が「私」でもだれでも、本人の意思とは無関係なことです。計画的な予定ともちがいます。何もしなくても、15歳には自然となります。「そのときが来たら、15歳になる」ということです。だから、‘ will ’です。

I will be happy to meet the singer .=その歌手に会えたら、 うれしいな。

自分の「意思」ではなく、そのときの自分についての予想、想像ですね。「そのときになったら、うれしくなる」ということ です。

ただですね、「意思表明」とか「予想(想像)」といったことばに気がとらわれることはありませんよ。
区別がわからないと困る、というようなだいじな問題ではありません。


すでに予定していることではないなら、何でも‘will’を使えばいいのですよ。そう考えれば、気が楽です。

「そのときが来たら、?する(?になる)」という意味のことは、日本語でも、話の内容で話し手の「意思表明」であったり「予想」であったりしますよね。英語もそれと同じです。

主語が第三者であれば、ほとんどが話し手の予想(想像、予測)になります。次のように。
It will rain tomorrow .=あしたは雨が降るだろう。

「予想」の代表例です。「あしたになると、雨が降る」とい うことだから、‘will’です(「雨が降る」は一語でrain )。

ただし、いまにも雨が降りそうだという場合なら、‘‘ It is going to rainとも言います。だれが見てもそう見えるのであれば、話し手の予想というよりも、‘it ’自身が予定しているかのような感じです。

【この主語‘it ’は、ふつうは、何かを「それ」と指すときのことばですね。でも、ここでの「それ」は、ちよつとちがいます。

「雨を降らす何かの力(天の力)」というようなことを指してはいます。でも、「何が雨を降らせるのかなんて、いちいち断らなくてもいいでしょ? 文には主語が必要だから、‘it ’にしておく」といった借り物みたいなことばです。「暗黙の了解のit」です。時刻、距離などをあらわすときにも使いますよ。】

他の例も見ておきましょう。

You will win the game .=その試合、君たちがきっと勝つよ。

My friend will be here by six o’clock .=友だち、六時までにはここに来ますよ。
H
e will arrive at the station in the morning.=彼は午前中に駅に着きますよ。

This is a good present for Mary. She’ll love it.=これは メアリーにはいいプレゼントだ。彼女、きっと気に入るよ。

My brother will do the job tomorrow .=その仕事、弟は、 あした、きっとやります(あしたになれば、弟はやるでしょう)。

最後の例は、「あした、やる」という「弟」の気持ちを知っていてもいなくても、‘ will’と言えば、話し手の予想(確信か、 見とおし)を語っているのです。

ただ、「弟」の意思を代弁している、と見ることもできなくはありません。たとえば、“ I will do it tomorrow.”と「弟」 が言ったのを聞いて、それをだれかに“ My brother will と伝える場合です。

“The door will not ( = won’t) open.” なら、「ドアがどうしても開こうとしない」という意味で言うことがあります(won’t のほうがふつう。)。人にたとえて「ドア」に意思があるかのように言う場合です。

しかし、そういう「意思」の代弁のようなことでも、「そのときが来たら、?する、?になる」ということですね? 「ドア」の例も、「また開けようとするときが来ても、開かないぞ」 という感じです。

英語の基本を考えるときは、できるだけ広い範囲に通用することを何か一つ理解しておくことです。‘ will’については、「そのときが来たら、.....」の理解で十分です。

なお、「起点、終点」をあらわす動詞の場合、現在進行形で未来についてあらわすことがある、といいましたが、 単なる現在形でも未来のことを言う場合があります。日時などが決定していて、変更できないような未来のことを言う場合です。

たとえば、“ I leave for America tomorrow.” で「あした、ア メリ力に行きます」の意味になります。「あした」というフレームの中に現在形が来ると、「よほど確実なことなんだ」と見えますよね 。




willを使うと話者の予想や判断の意味が加わる

主語が第三者でも、‘ wills?’にはなりませんでしたね。 この‘ will’は、一般に「助動詞」と呼ばれ、「助動詞は、主語が何であれ、‘ s ’はつかない」とよく説明されます。

でもね、進行形で使われた‘ be ’動詞も一般には「助動詞」 といわれますが、< s形ルール > にしたがっていましたね。あとで出てくる「助動詞」の‘ do ’もく s形ルール > にしたがいます。

「‘ will’は助動詞だから」という考えはまずいですね。

“ It will rain tomorrow.”の例でいえば、「あしたは降るよ、 と私は予想しています」と言っているのと同じですね。ここはだいじなところです。

‘it’と‘ rain’の関係に「私」の予想(未来についての私 の判断)を入れていますよ、と‘ will’で断っているのです。

‘will’に直接関係しているのは、‘it’ではなく、話し手の 「私」です。‘ it’自身は、‘ will’とは無関係なのです。

willを予想や判断の意味が加わる


だから、‘it ’が第三者であっても、‘ wills’にはなりようがない、ということです(他の例でも同様)。

したがって、‘ will’は、「助動詞」(動詞を助ける)というよりも、文の中に入れ込んだ「未来についての話し手の判断(ジ ャッジ)」と見て、「ジャッジ語」と考えたほうがいいのです。

意思表明も予想も、一つの「判断」です。これは、「助動詞」を勉強すればさらにはっきりしますよ。

なお、前にちょっと触れましたが、‘ will’のあとの動詞はつねに原形です。一般に「〇〇する、〇〇になる」といわれる行動・状態が主語についても生まれる、と判断しているのです。

一般的なことなので、不定詞の場合のように「原形」です。日本語も「雨が降るよ」「あした行くよ」「君が勝つよ」の「降る」「行く」「勝つ」は(英語風にいうと)原形 であるのと同じです。




willとbe going toを使った英作文の練習

次の文を英語にしてください。ことばが語られた場面を想像 して、好きなように表現してみてください。
① 彼は、いい俳優(actor)になるだろうね。

② 母は、来年で60歳になります。

③ 父は、あした日本に帰ってくるんですよ。

④ 彼、そのことを聞いたらよろこぶぞ。

⑤ 彼があした帰ってきたら、パーティーをやるつもりです。



解答と解説
① :“ He will be a good actor ですかね。“ He’s going to be ?.”と言うと、すでに決まった道であるかのように「いい俳優 になるに決まっていますよ」といった感じです。

② :これは、“ My mother will be 60 next year ” ですね。「来年」ではなく、近日中のことで「もう60ですよ」という感じなら、‘‘ My mother is going to be 60 ”とも言えます。足音が 聞こえる進行中のことのように感じるからです。

③:“ My father is going to come back to Japan tomorrow と言えば、その予定を本人になりかわって言っているのです。

「もう帰ってきますよ」の感じです。帰国日時をだれかに報告している場面なら、「あしたになれば、帰ります」という意味で “ My father will come back ?” でしよう。

④ :“ He will be glad to hear that ” です。“ He is going to be glad?”と言うと、「そのこと」(いい知らせ)をいまかいまかと待ちかまえている(よろこぶ心の準備ができている)、という感じです。

⑤ :「帰ってきたら」は、「もし帰ってきたら」ではなく、「? のとき」です。‘‘ When he comes back tomorrow, we will have a party.”です。すでに計画していて「どうしてもやるよ」と いう感じなら、‘?,we are going to have a party ’も可能。




前提条件の言い方の言い方では未来のことでもwillは使わず現在形

上の⑤ですが、問題は、「帰ってくる」のは「あした」なのに‘ comes ’という現在形になっている、という点です。

前の「彼が病気で寝込んだら」も“ If he is sick in bed,?” でしたよね(この‘if ’は、条件を示す接続詞。「主語つき子文」 を率います)。

現在形は、「現在、一定していること」を(状態動詞なら、 いまの時点のことも)あらわしていましたよね。ヘンですね。

でも、日本語だって、⑤で「あした帰ってきたら」と言った でしよ。「あした雨が降ったら」とも言うでしょ。あした起こることでも、そのときすでにそうなっている、ということを前提にしているのですね。

未来のそのとき(たとえば、パーティーを開くとき)になると、前提のこと(彼が帰ってくる)は過去のことになっていますよね。頭の中では、できごとの起こる時間の順序はちゃんととらえていて、ほんとの時間(どちらも、未来)とはずれた言い方をするのです。

注意:「?したら」の「た」は、この場合、正確には、「完了」の意味の助動詞です。だから、その 「?した」は、「現在完了」と同じに見るべきではあります。でも、「過去」と考えても大幅な誤解は生まれません。

英語も、発想が似ています。時間を一つだけ手前にずらします。ただし、(あとでも説明しますが)時間感覚が鋭いのが英語 なので、日本語とは少しちがってきます。

未来のそのとき(パーティー)は、いまから見ての「未来」 です。いまが基準なので、前提のことがら(彼が帰ってくること)の時間が手前にずれるといっても、それは、「過去」のことにはなりません。いまから見て、「未来」の一つ手前の「現在」 のこととして計算されます。

それで、“ When he comes back tomorrow, ” となるわけです。この‘ comes’という現在形は、新聞などの見出しで 「台風、九州に上陸する」みたいに過去のことでも現在形で言われるように、そういうことの一種と見るべきでしょう。

理屈っぽくいえば、「現在の一定していること」という現在形の基本を少しねじって、「現実にそうなっている状態=実際にそうである=事実である」という感じの意味に応用しているのです。

だいぶ複雑ですね。しかし、「?したら」という日本語がわかるなら、英語でも似たことがある、ということはわかりますよ。次の文でも、同じように考えればいいのです。

あした雨が降ったら、図書館に行こう。
If it rains tomorrow, I will go to the library.
「図書館に行く」のが未来で、「雨が降る」ほうを手前にずらして現在形にします。

「彼があした帰る前に?しよう」「あした帰ってきたあとに ?しよう」なども、同じように考えます。
“Before he comes back tomorrow, I will “ ”After he comes back tomorrow I will?”と現在形です。

一般的にいうと、未来に何かすることの前提条件は、現在形で表現します。




願望を表す表現 if

高校レベルの英語ですが、ついでに「仮定」の話を少し。「かりに〇〇であったら」というありえないことの話です。

「お金があったら、この車を買うのだがなあ」と言うとします。いまの時点の願望ですね。こう言います。
If I had enough money, I would buy this car.

実際にはお金がないので、買えませんし、買っていません。 未来に何かする、という話でもありません。現時点の話ではあるけれど、実際にはすでに終わっていることです。

日本語は、さっきの「未来に何かすることの前提条件」の場合とほとんど同じような言い方をしますね。英語は、もっと理屈どおりですよ。

「お金があったら」は、「いま」から時間を一つ手前にずらして過去形にします。「お金がある」という仮定は、厳密にいうと、話をするいまよりも前のことについてですからね。だから、
‘ if I had enough money ’ ( enough=十分な)です。

「この車を買う」は、お金があると仮定した時点から見れば、 未来のことです。‘ will’を使うところですが、いまはもう終わった話なので、「?しただろう」という過去形‘ would ’になります)。
‘ I would buy this car ’ です(‘would’のうしろは原形)。

したがって、“ If I had enough money,I would buy this car ., なのです。

この‘ would ’は、‘ if?’の「主語つき子文」がなくても、 しばしば使われます。‘ would ’があれば、奥に何らかの程度の 「仮定」があると考えるといいですよ。

たとえば、「?したい」の意味で‘like ’を使うことがありま す。‘‘ I like to see your car.”(君の車を見たい)に‘ would ’ を加えて‘‘ I would like to see your car.”と言うと、「君がよければ」という前提を述べている感じになります。

つまり、ていねいな言い方になるのです。

「?したい」と言う場合、‘ I would like ’(短縮して‘ I’d like’ は‘ want ’よりも多用されます。会話の必需品ですよ。

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